2022年2月5日航空政策セミナー 整備連報告 「航空機の整備士の真相」
2022年2月5日に行われた 航空労組連絡会主催 航空政策セミナー
整備連絡会は、「航空機の整備士の真相」と題して、
今回は、 セミナーに参加されている航空関係者を対象としたものではなく、
一般の方に「飛行機の整備ってどんなもの」か、わかってもらうために作りました。
航空機の安全に寄与する整備士の役割とそこにある課題がすこしでも正確に伝われば幸いです。
スライド版を見ながら、本文をお読みください。
本文 https://1drv.ms/b/s!AvY1CuLN18zOg_k-cJTSWXWaHPkOJA?e=RL2Iyw
< 目 次 >
1.飛行機とはどんな乗り物か
(1)ひとの生命と財産を載せて高速移動する乗り物
(2)飛行中は上空で止まれない乗り物
(3)人々が生活している上空も飛ぶ乗り物
2.飛行機の整備とは
(1) 飛行機の誕生と創世記 飛行機整備の歴史
(2) 急速な発展と整備士の専門性
(3) 飛行機の運航における整備の役割は
(4) 検査部門が整備生産に追われることなく独立していることは重要な要件
3.現在の整備士の実態と労働環境
(1)民間航空における飛行機の整備体制
(2)航空会社の従業員数、その中での整備員数はどうなっているのでしょうか
1)世界の主な航空会社の状況は ①総従業員に占める整備員数 2割前後の数
2)航空会社の従業員数 参考資料として、
3)鉄道の場合はどうか、運転士と整備関係者の関係をみると
4)航空会社の運航乗務員に対する整備員数はどうか
(3)整備士の労働環境、
(4)コロナ禍における整備職場の特徴
(5)整備をめぐる課題
1)基本は自社整備
2)子会社化と海外MROへの整備委託の現状
3)重整備の海外MROへの委託(ANAの現状)
4)新たな飛行間点検体制(ERゼロ体制)
<ANAの新FO(フライトオペレーション)>
<JALのTS(トランジェットスタッフ)>
5)整備職場の勤務実態
4.航空整備士の育成は急務・今こそ、整備士の労働環境改善を
(1)整備士の育成、技能伝承が困難になっている要因
(2)安心で健康に働ける勤務改善
< 巻末資料 航空会社の従業員数 表とグラフ >