今月の記事

全日空 B787エンジン不具合で欠航多発  TRENT1000エンジン対応に苦悩

2018年10月01日 10:14
【経緯】 2018年4月:パッケージ Cエンジンに対して、国土交通省航空局(JCAB)から耐空性改善通報(TCD)が発行され、新たな点検要 件及びETOPS制限が法制化。2018年 6月:パッケージ Bエンジンに対しても、耐空性改善通報(TCD)が発行され、新たな点検要件が法制化。 2018年7月:点検対象となるエンジン台数が増加し、エンジン取卸し台数が増加。 世界的に部品交換が必要なエンジンが増加する中、ロールスロイス社からの交換部品の供給がひっ迫し、結果として 計画欠航が発生した。【ANAグループで保有しているB787と搭載エンジン 点検対象】...

ANAの運航間に整備士が出向かない体制はどうなっているのか

2018年03月01日 08:00
  全日空は、国内線旅客便運航間に整備士が出向かない体制を、2016年9月1日から羽田、2017年2月1日から那覇、同年4月10日から千歳、成田、伊丹、関西、福岡、同年7月1日から中部、更に、原則として全国で導入しました。 これまでに指摘されていた以下の問題点は現在どのようになっているのでしょうか。      ・安全マージンの低下    ・定時性    ・サービス(快適性)の低下  ...

第31期(2016年9月~2017年8月)整備連の主な取り組みを掲載いたします。

2017年09月01日 17:48
      整備連は、今期(31期2016/09~2017/08)以下のような取り組みを行いました。   (航空連第32回定期総会議案書より)      ご参照ください。       今期においては、企業の枠を超えた整備交流の開催、整備職の深夜勤務をはじめとした労働条件改善、安全の課題では全日空の有資格整備士による飛行間点検の廃止(新フライトオペレーション)問題等を重点課題として打ち出し取り組みました。     整備交流会については、「エンジン整備交流会 in...

米国連邦航空局(FAA) アドバイザリーサーキュラー”整備士の疲労リスク管理”を掲載します。

2017年07月03日 11:54
昨年(2017年)12月に発行されたFAA AC(アドバイザリーサーキュラー)を紹介します。以下をクリックしてご覧になることが出来ます。FAA AC 整備士のFRMS...

新フライトオペレーション整備連見解英語版

2017年01月07日 14:37
新フライトオペレーション整備連見解の英語版が掲載されています。We oppose to the "New Flight Operation" system.English Version新フライトオペレーション整備連見解英語版3分の1.pdf新フライトオペレーション整備連見解英語版3分の2.pdf新フライトオペレーション整備連見解英語版3分の3.pdf

スカイマーク整備士裁判 東京高裁、過労死認めず 

2016年12月07日 16:54
 2016年11月24日、太田労働基準監督署による労災補償の不支給決定は不当だとして取り消しを求めた裁判の控訴審判決が、東京高裁でありました。青野洋士裁判長は、深夜勤務の疲労度の高さを認めましたが、過労死だとは認めず、原告側の控訴を棄却しました。 以下は、その判決を不当として、抗議と上告の決意を示した、声明文です。2016年12月7日スカイマーク航空整備士・猪又労災死事件 東京高裁の不当判決に対して抗議し、上告を決意する声明 猪又労災裁判を勝利させる会 猪又労災訴訟弁護団 1 東京高裁第16民事部は、本年11月24日、スカイマーク航空の整備士であった猪又隆厚さん(被災者)の過労死労災事件につ

整備連が勤務改善パンフレットを作成しました!

2016年11月15日 11:35
 2016年11月、航空連・整備連は、航空の安全を担う整備士が健康で定年まで働けることを願って、「勤務改善パンフレット」を作成しました。貴重な資料も入り、職場の改善に役立つのではないかと、声が早くも出されています。 グラフ・図表など全文(PDF版)は、以下をクリック、参照してください。整備連の勤務パンフ(定年まで健康で働けますか?)rev13WEB用.pdf以下はそのエッセンスです。整備連:勤務改善パンフレット  航空労組連絡会勤務表とおり働くと過労死に!!  早急な改善を!日本の深夜労働者は労働者全体の約2割、その数は多くの業種で増 加にあります。近年過労死等が多発し、大きな社会問題となって

パイロットはきびしい反応                  ANAによる整備士の飛行間点検の廃止

2016年09月01日 15:23
パイロットはきびしい反応   ANAによる整備士の飛行間点検の廃止    現在、ANAが進めている新フライトオペレーションでは、これまでの規定にあった整備士による飛行間点検の各項目を削除して、2016年9月から整備士を飛行間に配置しないという事が行われようとしています。 それに対して、運航乗務員の反応は厳しいものがあることがわかりました。   7月26日付け、ANA乗員組合 安全・法廷対策委員会のニュース" 安全インフォメーション" 新 FOに関する労使協議会報告によると、 「現場からの新 FO...

「整備交流会 IN 大阪」が開催されました。

2016年06月22日 11:22
    冒頭、整備連から、・ANA 新FOの状況と航空連見解 ・J-AIRとの統合並びにJAL大阪整備センターの概要 ・大阪事務所開設し沖縄に展開予定の新会社(MRO JAPAN)の概要などが紹介されました。また、特別報告として、エミレーツ航空の「不当解雇を許さない闘い」について大阪在住の当事者から詳細な報告が行われました。   ...

新FOについて航空連見解

2016年05月21日 08:03
4月22日、航空労組連絡会は以下の見解を確認しました。   安全性を高めるために 整備士の飛行間点検をなくす「新FO(フライトオペレーション)」は反対 航空労組連絡会・整備連の見解    全日空は2016年1月27日から、「新FO(フライトオペレーション)」を導入し、全機種、整備による飛行間点検を廃止し、有資格整備士を配置しない運航体制に移行した。それは「現在、ANAが保有する全ての機体は、メーカーマニュアルでは、便間において、整備士による外周点検(Walk Around...
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